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The dataset generation failed because of a cast error
Error code: DatasetGenerationCastError Exception: DatasetGenerationCastError Message: An error occurred while generating the dataset All the data files must have the same columns, but at some point there are 2 new columns ({'note', 'category'}) and 6 missing columns ({'comment', 'answer', 'num_images', 'problem_text', 'choices', 'text_only'}). This happened while the json dataset builder was generating data using hf://datasets/EQUES/YakugakuQA/metadata.jsonl (at revision 418a6c7bab912f056292cdfb2c516990df858c1f) Please either edit the data files to have matching columns, or separate them into different configurations (see docs at https://hf.co/docs/hub/datasets-manual-configuration#multiple-configurations) Traceback: Traceback (most recent call last): File "/src/services/worker/.venv/lib/python3.9/site-packages/datasets/builder.py", line 1871, in _prepare_split_single writer.write_table(table) File "/src/services/worker/.venv/lib/python3.9/site-packages/datasets/arrow_writer.py", line 643, in write_table pa_table = table_cast(pa_table, self._schema) File "/src/services/worker/.venv/lib/python3.9/site-packages/datasets/table.py", line 2293, in table_cast return cast_table_to_schema(table, schema) File "/src/services/worker/.venv/lib/python3.9/site-packages/datasets/table.py", line 2241, in cast_table_to_schema raise CastError( datasets.table.CastError: Couldn't cast problem_id: string category: string note: string to {'problem_id': Value(dtype='string', id=None), 'problem_text': Value(dtype='string', id=None), 'choices': Sequence(feature=Value(dtype='string', id=None), length=-1, id=None), 'text_only': Value(dtype='bool', id=None), 'answer': Sequence(feature=Value(dtype='string', id=None), length=-1, id=None), 'comment': Value(dtype='string', id=None), 'num_images': Value(dtype='int64', id=None)} because column names don't match During handling of the above exception, another exception occurred: Traceback (most recent call last): File "/src/services/worker/src/worker/job_runners/config/parquet_and_info.py", line 1436, in compute_config_parquet_and_info_response parquet_operations = convert_to_parquet(builder) File "/src/services/worker/src/worker/job_runners/config/parquet_and_info.py", line 1053, in convert_to_parquet builder.download_and_prepare( File "/src/services/worker/.venv/lib/python3.9/site-packages/datasets/builder.py", line 925, in download_and_prepare self._download_and_prepare( File "/src/services/worker/.venv/lib/python3.9/site-packages/datasets/builder.py", line 1001, in _download_and_prepare self._prepare_split(split_generator, **prepare_split_kwargs) File "/src/services/worker/.venv/lib/python3.9/site-packages/datasets/builder.py", line 1742, in _prepare_split for job_id, done, content in self._prepare_split_single( File "/src/services/worker/.venv/lib/python3.9/site-packages/datasets/builder.py", line 1873, in _prepare_split_single raise DatasetGenerationCastError.from_cast_error( datasets.exceptions.DatasetGenerationCastError: An error occurred while generating the dataset All the data files must have the same columns, but at some point there are 2 new columns ({'note', 'category'}) and 6 missing columns ({'comment', 'answer', 'num_images', 'problem_text', 'choices', 'text_only'}). This happened while the json dataset builder was generating data using hf://datasets/EQUES/YakugakuQA/metadata.jsonl (at revision 418a6c7bab912f056292cdfb2c516990df858c1f) Please either edit the data files to have matching columns, or separate them into different configurations (see docs at https://hf.co/docs/hub/datasets-manual-configuration#multiple-configurations)
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problem_id
string | problem_text
string | choices
sequence | text_only
bool | answer
sequence | comment
string | num_images
int64 |
---|---|---|---|---|---|---|
097001
|
希薄溶液の束一的性質でないのはどれか。1つ選べ。
|
[
"蒸気圧降下",
"凝固点降下",
"沸点上昇",
"表面張力低下",
"浸透圧"
] | true |
[
"4"
] |
希薄溶液の束一的性質とは、溶質の種類に無関係にオスモル濃度(溶液中の分子とイオンのモル濃度)に依存する性質のことである。希薄溶液における蒸気圧降下、沸点上昇、凝固点降下、浸透圧は束一的性質を示す。
| 0 |
097002
|
ある化合物の25^{\circ} Cにおける分解が、半減期3日の一次反応に従うとする。この化合物100 mgを6日間、25^{\circ} Cで保存したときの残存量として、正しいのはどれか。1つ選べ。
|
[
"17 mg",
"25 mg",
"33 mg",
"50 mg",
"75 mg"
] | true |
[
"2"
] |
問題文に「半減期3日」、「1次反応に従う」とあることから、3日後(半減期経過後)残存量は50%となり、6日後(半減期\times 2経過後)残存量は25%となる。このことから、この化合物100 mgを6日間、25^{\circ} Cで保存したときの残存量は、100 mg\times 1/4=25 mgとなる。
| 0 |
097003
|
Ag_{2}CrO_{4}の溶解度がS(mol/L)であるとき、溶解度積(K_{sp})と溶解度の関係式として、正しいのはどれか。1つ選べ。
|
[
"K_{sp} = 2S",
"K_{sp} = S^{2}",
"K_{sp} = 2S^{2}",
"K_{sp} = 2S^{3}",
"K_{sp} = 4S^{3}"
] | true |
[
"5"
] |
難溶性電解質の溶解度積(K_{sp})は、飽和溶液中における陽イオンと陰イオンの濃度の積で表される。◉Ag_{2}CrO_{4}の飽和溶液中での[Ag^{+}]、[CrO_{4}^{2-}]を求める
問題文に「Ag_{2}CrO_{4}の溶解度がS(mol/L)であるとき」と記載されていることから、[Ag^{+}]=2S、[CrO_{4}^{2-}]=Sとなる。◉Ag_{2}CrO_{4}の溶解度積を求める
K_{sp}=[Ag^{+}]^{2}[CrO_{4}^{2-}]=[2S]^{2}[S]=4S^{3}となる。
| 0 |
097004
|
電気泳動において、イオン性物質の移動速度と比例するのはどれか。1つ選べ。
|
[
"イオン性物質の半径",
"イオン性物質の電荷",
"溶液の粘度",
"溶液のpH",
"電極間の距離"
] | true |
[
"2"
] |
電気泳動において、イオン性物質の移動速度はイオン性物質の半径、イオン性物質の電荷、溶液の粘度、電極間の距離等の影響を受けて変化する。その中でも、イオン性物質の移動速度に比例するのは、「イオン性物質の電荷」である。なお、イオン性物質の半径、溶液の粘度、電極間の距離はイオン性物質の移動速度に反比例する。
| 0 |
097005
|
紫外可視吸光度測定法において、吸光度と比例するのはどれか。1つ選べ。
|
[
"透過度",
"透過率",
"試料の濃度",
"比吸光度の対数",
"モル吸光係数の対数"
] | true |
[
"3"
] |
吸光度測定法において、吸光度はLambert-Beerの法則に基づく。【Lambert-Beerの法則】
吸光度Aは濃度、層長に比例する。Lambert-Beerの法則より、吸光度に比例するのは「試料の濃度」である。
| 0 |
097006
|
以下の反応はどれに分類されるか。1つ選べ。
|
[
"置換反応",
"脱離反応",
"付加反応",
"転位反応"
] | false |
[
"2"
] |
設問の反応では、1-メチルヘキサノールからOHとHが脱離してH_{2}Oが生成している。このことから、設問の反応は脱離反応である。【選択肢にある各反応の概要】
置換反応: 化合物の原子(団)が他の原子(団)に置き換わる反応
脱離反応: 化合物から2つの原子(団)が離れ、多重結合を生成する反応
付加反応: 化合物の多重結合が開列し、新たな原子団が結合する反応
転移反応: 化合物を構成する原子(団)が結合位置を変え、分子構造の骨格変化がみられる反応
| 1 |
097007
|
ベンゾジアゼピン骨格を持つのはどれか。1つ選べ。
|
[
"IMAGES"
] | false |
[
"3"
] |
ベンゾジアゼピン骨格は下記の構造である。ベンゾジアゼピン骨格を有する化合物は選択肢3のニトラゼパムである。1:誤
ベンジルペニリシンカリウムの構造であり、ペナム骨格を有する。2:誤
インドメタシンの構造であり、インドール骨格を有する。3:正
4:誤
クロルプロマジンの構造であり、フェノチアジン骨格を有する。5:誤
ナロキソンの構造であり、モルヒナン骨格を有する。
| 1 |
097008
|
以下の化合物のうち、光学活性を示さないのはどれか。1つ選べ。
|
[
"IMAGES"
] | false |
[
"3"
] |
光学活性を示すとは、ある化合物が偏光面を回転する性質を有することである。光学活性を示す物質は、一般に構造中にキラル中心を有するが、構造中にキラル中心を有するにも関わらず、光学活性を示さないもの(分子内対称面を有するメソ化合物)も存在する。1:光学活性を示す。2:光学活性を示す。3:光学活性を示さない。分子内対称面を有する。メソ化合物
4:光学活性を示す。
| 1 |
097009
|
窒素の酸化数が最も大きいのはどれか。1つ選べ。
|
[
"一酸化二窒素",
"一酸化窒素",
"二酸化窒素",
"亜硝酸",
"硝酸"
] | true |
[
"5"
] |
一般に中性分子の酸化数の総和は0、酸素原子、水素原子の酸化数はそれぞれ、「-2」、「+1」である。これらのことから、選択肢の化合物に含まれる窒素の酸化数を算出することができる。1:誤
一酸化二窒素の分子式はN_{2}Oである。N_{2}Oの窒素の酸化数を以下のように計算することができる。窒素Nの酸化数\times 2+(-2)=0
窒素Nの酸化数=+1
2:誤
一酸化窒素の分子式はNOである。NOの窒素の酸化数を以下のように計算することができる。窒素Nの酸化数+(-2)=0
窒素Nの酸化数=+2
3:誤
二酸化窒素の分子式はNO_{2}である。NO_{2}の窒素の酸化数を以下のように計算することができる。窒素Nの酸化数+(-2)\times 2=0
窒素Nの酸化数=+4
4:誤
亜硝酸の分子式はHNO_{2}である。HNO_{2}の窒素の酸化数を以下のように計算することができる。(+1)+窒素Nの酸化数+(-2)\times 2=0
窒素Nの酸化数=+3
5:正
硝酸の分子式はHNO_{3}である。HNO_{3}の窒素の酸化数を以下のように計算することができる。(+1)+窒素Nの酸化数+(-2)\times 3=0
窒素Nの酸化数=+5
| 0 |
097010
|
ヒドロキシ基(OH基)を持つ3つの化合物について、酸性の強いものから弱いものへ並べた正しい順番はどれか。1つ選べ。
|
[
"A>B>C",
"A>C>B",
"B>A>C",
"B>C>A",
"C>A>B",
"C>B>A"
] | false |
[
"4"
] |
Aはアルコール性の水酸基を有し、ほぼ中性を示す。B(カルボン酸を構造中に有する)はC(フェノール性水酸基を有する)に比べ酸性度が高い。よって、酸性の強いものから弱いものを並べた正しい順番はB>C>A(選択肢4)である。[参考]
代表的な酸性を示す官能基の酸性度の強弱を以下に示す。スルホン酸(-SO_{3}H)>カルボン酸(CO_{2}H)>フェノール>アルコール(R-OH)
| 1 |
097011
|
ホルモンとその作用との対応のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
|
[
"IMAGES"
] | false |
[
"1"
] | 1 |
|
097012
|
原核生物はどれか。1つ選べ。
|
[
"赤痢アメーバ",
"黄色ブドウ球菌",
"インフルエンザウイルス",
"皮膚糸状菌",
"マラリア原虫"
] | true |
[
"2"
] |
原核生物とは、細胞内に核膜を有しない生物であり、細菌(一般細菌)、古細菌は、原核生物に該当する。また、真核生物とは、細胞内に核膜を有する生物であり、原虫(原生動物)、真菌、高等植物、動物は、真核生物に該当する。1:誤
赤痢アメーバは原虫であり、真核生物に該当する。2:正
黄色ブドウ球菌は細菌であり、原核生物に該当する。3:誤
インフルエンザウイルスはウイルスであり、原核生物、真核生物いずれにも該当しない。4:誤
皮膚糸状菌は真菌であり、真核生物に該当する。5:誤
マラリア原虫は原虫であり、真核生物に該当する。
| 0 |
097013
|
DNAの構造について、正しいのはどれか。1つ選べ。
|
[
"構成塩基は、アデニン、グアニン、シトシン及びウラシルである。",
"アデニンと対をなす塩基はグアニンである。",
"構成糖としてD-リボースを含む。",
"ヒトの染色体DNAは環状構造をとる。",
"生理的条件下では主に右巻きらせん構造をとる。"
] | true |
[
"5"
] |
1:誤
DNAの構成塩基は、プリン塩基であるアデニン、グアニンとピリミジン塩基であるシトシン、チミンである。なお、ピリミジン塩基であるウラシルはRNAの構成塩基である。2:誤
DNAでは、アデニンとチミンは2本の水素結合を形成し対をなし、グアニンとシトシンは3本の水素結合を形成し対をなす。3:誤
DNAは構成糖として、2-デオシキ-D-リボースを含む。なお、RNAは構成糖として、D-リボースを含む。4:誤
ヒトの染色体DNAは環状構造ではなく、鎖状構造をとる。5:正
DNAは生理条件下、主に右巻きの二重らせん構造を形成している。
| 0 |
097014
|
セロトニンの生合成の前駆体はどれか。1つ選べ。
|
[
"アラキドン酸",
"L-チロシン",
"コリン",
"L-トリプトファン",
"L-ヒスチジン"
] | true |
[
"4"
] |
セロトニンの生合成の前駆体は、L-トリプトファンである。L-トリプトファンは、水酸化反応及び脱炭酸反応によりセロトニンとなる。
| 0 |
097015
|
抗原抗体反応を利用した測定法でないのはどれか。1つ選べ。
|
[
"ラジオイムノアッセイ(RIA)によるホルモンの定量",
"酵素免疫測定法(ELISA)によるサイトカインの定量",
"赤血球凝集反応による血液型判定",
"ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法によるDNAの検出",
"ウエスタンブロット法によるタンパク質の検出"
] | true |
[
"4"
] |
1:正しい
ラジオイムノアッセイ(RIA)は、放射性同位元素を標識として利用し、抗原抗体反応により目的物質を検出定量する方法である。2:正しい
酵素免疫測定法(ELISA)は、酵素を利用し、抗原抗体反応により目的物質を検出定量する方法である。3:正しい
赤血球凝集反応による血液型判定は、赤血球表面に存在する抗原に対する抗体を加えて、抗原抗体反応により血液型を判定する方法である。4:誤っている
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法は、耐熱性DNAポリメラーゼやプライマーを用いて微量のDNA試料から目的とするDNAを複製する方法であり、抗原抗体反応を利用した方法ではない。5:正しい
ウエスタンブロット法は、電気泳動と抗原抗体反応を利用し、特定のタンパク質を検出する方法である。
| 0 |
097016
|
過剰に摂取すると、悪心、嘔吐、頭痛などを主症状とする急性中毒を起こすのはどれか。1つ選べ。
|
[
"ビタミンA",
"ビタミンB_{12}",
"ビタミンD",
"ビタミンE",
"ビタミンK"
] | true |
[
"1"
] |
過剰に摂取すると、悪心、嘔吐、頭痛などを主症状とする急性中毒を起こすのは、ビタミンAである。ビタミンAは脂溶性ビタミンであり、過剰に摂取すると急性中毒(症状: 頭痛、悪心、嘔吐など)、慢性中毒(症状: 脱力、頭痛など)が現れることがある。なお、ビタミンDの過剰摂取による中毒症(高カルシウム血症による悪心・嘔吐、多尿、脱力、腎不全など)が報告されているが、ビタミンB_{12}、ビタミンE、ビタミンKについては特に過剰摂取による中毒症は報告されていない。
| 0 |
097017
|
2005年以降の年齢階級別死亡率において、20歳〜29歳の死因の第1位はどれか。1つ選べ。
|
[
"悪性新生物",
"心疾患",
"脳血管疾患",
"自殺",
"不慮の事故"
] | true |
[
"4"
] |
2005年以降の年齢階級別死亡率^{*}において、20〜29歳の死因の第1位は自殺である。参考
年齢階級別死亡率^{*}0〜4歳:先天性異常
5〜14歳:不慮の事故
15〜39歳:自殺
40〜89歳:悪性新生物
90〜99歳:心疾患
100歳以上:老衰
*平成21年度におけるデータ
| 0 |
097018
|
疾病の二次予防に該当するのはどれか。1つ選べ。
|
[
"健康教室",
"予防接種",
"集団検診",
"在宅機能訓練",
"職場環境の改善"
] | true |
[
"3"
] |
一次予防
生活習慣の改善、生活環境の改善、健康教育による健康増進を図り、予防接種による疾病の発生予防、事故防止による傷害の発生を予防すること
例)健康教室、職場環境の改善、予防接種
二次予防
発生した疾病や障害を検診などにより早期に発見し、早期に治療や保健指導などの対策を行い、疾病や傷害の重症化を予防すること
例)集団検診
三次予防
治療の過程において保健指導やリハビリテーション等による機能回復を図るなど、社会復帰を支援し、再発を予防すること
例)在宅機能訓練
| 0 |
097019
|
VDT(visual display terminal)作業従事者に多くみられる健康障害はどれか。1つ選べ。
|
[
"熱中症",
"職業性レイノー症候群",
"頸肩腕症候群",
"難聴",
"潜函病"
] | true |
[
"3"
] |
VDT(visual display terminal)作業従事者などに多くみられる健康傷害は、頸肩腕症候群である。頸肩腕症候群では症状として、頸部、肩、上腕部、手指に痛み、こわばり、しびれなどが現れる。
| 0 |
097020
|
異物代謝において、メルカプツール酸生成に関与する酵素はどれか。1つ選べ。
|
[
"カテコールO-メチルトランスフェラーゼ",
"グルタチオンS-トランスフェラーゼ",
"スルホトランスフェラーゼ",
"ロダネーゼ",
"UDP-グルクロノシルトランスフェラーゼ"
] | true |
[
"2"
] |
選択肢のうち、メルカプツール酸生成に関する酵素は、グルタチオンS-トランスフェラーゼである。構造中にエトポシドを有する異物は、グルタチオンS-トランスフェラーゼによりグルタチオン抱合体となり、その後、加水分解を受けシステイン抱合体となる。システイン抱合体はN-アセチルトランスフェラーゼによりメルカプツール酸となる。
| 0 |
097021
|
癌抑制遺伝子はどれか。1つ選べ。
|
[
"src",
"fos",
"kit",
"H-ras",
"p53"
] | false |
[
"5"
] |
癌抑制遺伝子とは、細胞の癌化を抑制する遺伝子であり、損傷したDNAの修復やアポトーシスを促し細胞増殖のコントロールなどに関与する。また、癌遺伝子とは、正常細胞の癌化を促す遺伝子であり、細胞の異常増殖や悪性化(癌化)などに関与する。
| 0 |
097022
|
メタロチオネインの構成アミノ酸のうち、約1/3を占めるのはどれか。1つ選べ。
|
[
"グリシン",
"メチオニン",
"トリプトファン",
"システイン",
"アルギニン"
] | true |
[
"4"
] |
メタロチオネインは、分子量約6000〜7000の低分子タンパク質であり、重金属に結合することでその毒性を抑制する。メタロチオネインの構成アミノ酸のうち、約1/3を占めるのはシステインである。なお、メタロチオネインには、芳香族アミノ酸(チロシン、フェニルアラニン、トリプトファンなど)は含まれていない。
| 0 |
097023
|
ジエチル-p-フェニレンジアミン(DPD)法による水道水中の残留塩素の測定において、DPDと速やかに反応して赤色を呈するのはどれか。1つ選べ。
|
[
"HClO",
"NH_{2}Cl",
"NHCl_{2}",
"NCl_{3}",
"CHCl_{3}"
] | true |
[
"1"
] |
DPD(ジエチル—p—フェニレンジアミン)法では、水道水中の残留塩素を測定することができる。DPD法において使用される試薬DPD(ジエチル—p—フェニレンジアミン)と速やかに反応するのは遊離残留塩素(HClO、ClO^{-})である。なお、KIを加えた後2分の間にDPDと反応するのは、結合残留塩素(クロラミン: NH_{2}Cl、NHCl_{2}、NCl_{3})である。
| 0 |
097024
|
大気汚染に係る環境基準の項目として、設定されていないのはどれか。1つ選べ。
|
[
"一酸化炭素",
"二酸化硫黄",
"浮遊粒子状物質",
"二酸化窒素",
"二酸化炭素"
] | true |
[
"5"
] |
環境基本法により、大気汚染に係る環境基準が設定されている。その内訳を以下に示す。1.大気汚染に係る環境基準
規制対象物質: 二酸化硫黄、一酸化炭素、浮遊粒子状物質、二酸化窒素、光化学オキシダント
2.有害大気汚染物質に係る環境基準
規制対象物質: ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタン
3.ダイオキシン類に係る環境基準
規制対象物質: ダイオキシン類
4.微小粒子状物質に係る環境基準
規制対象物質: 微小粒子状物質
| 0 |
097025
|
医療機関により廃棄される“血液の付着したガーゼ(未滅菌)”が該当する区分として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
|
[
"産業廃棄物",
"特別管理産業廃棄物",
"事業系一般廃棄物",
"家庭系一般廃棄物",
"特別管理一般廃棄物"
] | true |
[
"5"
] |
医療機関より廃棄される血液の付着したガーゼ(未滅菌)は、感染性を有する一般廃棄物である。上記より、医療機関より廃棄される血液の付着したガーゼ(未滅菌)は、特別管理一般廃棄物に該当する。
| 0 |
097026
|
薬物の安全域の計算式はどれか。1つ選べ。
|
[
"LD_{50}- ED_{50}",
"ED_{50}- LD_{50}",
"LD_{50}\\times ED_{50}",
"ED_{50}/ LD_{50}",
"LD_{50}/ ED_{50}"
] | true |
[
"5"
] |
薬物の安全域とは、薬物の安全性を示す値であり、LD_{50}(50%致死量)/ ED_{50}(50%有効量)の比で計算される。安全域の大きい薬物ほど、LD_{50}に比べ、ED_{50}が小さいため安全に使用できる薬物である。参考
LD_{50}: 投与した動物の半数が死亡する用量
ED_{50}: 投与した動物の半数に薬効が現れる用量
| 0 |
097027
|
競合的アンタゴニストを加えることによりアゴニストの用量-反応曲線が矢印のように変化した。正しいのはどれか。1つ選べ。
|
[
"IMAGES"
] | false |
[
"1"
] |
アンタゴニストとは、生体内受容体に働き神経伝達物質やホルモンなどの働きを阻害する薬物のことである。競合的アンタゴニストを加えると、アゴニストと受容体の結合が競合的に阻害されるため、アゴニストの反応率は低下するが、アゴニストの量を増加させると、反応率が増加し最終的にはアゴニストの反応率は100%となる。このことより、競合的アンタゴニストを加えると、アゴニストの用量-反応曲線は高用量側にシフトする。
| 1 |
097028
|
アトロピンの薬理作用として、正しいのはどれか。1つ選べ。
|
[
"瞳孔括約筋収縮",
"唾液分泌抑制",
"消化管運動促進",
"胃酸分泌促進",
"子宮平滑筋収縮"
] | true |
[
"2"
] |
アトロピンは、ムスカリン性アセチルコリン受容体を遮断することで抗コリン作用を示す。それにより、瞳孔括約筋弛緩、唾液分泌抑制、消化管運動抑制、胃酸分泌抑制、子宮平滑筋弛緩などの作用を示す。
| 0 |
097029
|
終板の持続的脱分極により骨格筋弛緩作用を示すのはどれか。1つ選べ。
|
[
"パンクロニウム",
"ベクロニウム",
"ダントロレン",
"スキサメトニウム",
"A型ボツリヌス毒素"
] | true |
[
"4"
] |
終板の持続的脱分極により骨格筋弛緩作用を示すのは、スキサメトニウムである。1:誤
パンクロニウム及びベクロニウムは、神経筋接合部のニコチン性アセチルコリン受容体(N_{M}受容体)を競合的に遮断することにより、骨格筋弛緩作用を示す。2:誤
解説1参照
3:誤
ダントロレンは、リアノジン受容体を遮断して横行小官から筋小胞体への興奮の伝達過程を遮断することで筋小胞体からのCa^{2+}の遊離を抑制し、骨格筋弛緩作用を示す。4:正
5:誤
A型ボツリヌス毒素は、運動神経終末からのアセチルコリンの遊離を抑制することにより、骨格筋弛緩作用を示す。
| 0 |
097030
|
フェンタニルの鎮痛作用発現に関わる作用点はどれか。1つ選べ。
|
[
"GABA_{A}受容体",
"グルタミン酸NMDA受容体",
"オピオイド\\micro受容体",
"ドパミンD_{2}受容体",
"電位依存性Na^{+}チャネル"
] | true |
[
"3"
] |
フェンタニルは、合成麻薬性鎮痛薬であり、選択的にオピオイド\micro受容体を刺激し上行性痛覚伝導路を遮断することで鎮痛作用を示す。
| 0 |
097031
|
GABAトランスアミナーゼ阻害作用を有する抗てんかん薬はどれか。1つ選べ。
|
[
"カルバマゼピン",
"フェニトイン",
"ジアゼパム",
"エトスクシミド",
"バルプロ酸"
] | true |
[
"5"
] |
1:誤
カルバマゼピン及びフェニトインは、脳神経細胞のNa^{+}チャネルを遮断し、抗てんかん作用を示す。2:誤
解説1参照
3:誤
ジアゼパムはベンゾジアゼピン系薬であり、ベンゾジアゼピン結合部位に結合し、GABA_{A}受容体機能を亢進する。それにより、脳内神経細胞内へのCl^{-}の流入を促進し、抗てんかん作用を示す。4:誤
エトスクシミドは、T型Ca^{2+}チャネルを遮断し、抗てんかん作用を示す。5:正
バルプロ酸は、GABAトランスアミナーゼを阻害することで、中枢内GABAの分解を抑制し、抗てんかん作用を示す。
| 0 |
097032
|
ドブタミンの強心作用発現に関わる作用点はどれか。1つ選べ。
|
[
"アドレナリン\\beta _{1}受容体",
"アセチルコリンM_{2}受容体",
"アデニル酸シクラーゼ",
"プロテインキナーゼA",
"ホスホジエステラーゼ"
] | true |
[
"1"
] |
ドブタミンは、選択的にアドレナリン\beta _{1}受容体を刺激し、強心作用を発現する。
| 0 |
097033
|
L型Ca^{2+}チャネルを遮断することにより冠動脈拡張作用を示すのはどれか。1つ選べ。
|
[
"ニトログリセリン",
"ジピリダモール",
"アルプレノロール",
"ジルチアゼム",
"硝酸イソソルビド"
] | true |
[
"4"
] |
ジルチアゼムはCa^{2+}チャネル遮断薬であり、L型Ca^{2+}チャネルを遮断することで冠動脈拡張作用を示す。1:誤
ニトログリセリン及び硝酸イソソルビドは亜硝酸化合物であり、グアニル酸シクラーゼを活性化することで、冠動脈拡張作用を示す。2:誤
ジピリダモールは、ホスホジエステラーゼ阻害及び赤血球でのアデノシン再取り込みを阻害することで冠動脈拡張作用を示す。3:誤
アルプレノロールは非選択的アドレナリン\beta 受容体遮断薬であり、\beta _{2}受容体を遮断することで冠動脈収縮作用を示す。4:正
5:誤
解説1参照
| 0 |
097034
|
Na^{+}-K^{+}-2Cl^{-}共輸送系の抑制により利尿作用を示すのはどれか。1つ選べ。
|
[
"チアジド系利尿薬",
"ループ利尿薬",
"カリウム保特性利尿薬",
"浸透圧利尿薬",
"炭酸脱水酵素阻害薬"
] | true |
[
"2"
] |
Na^{+}-K^{+}-2Cl^{-}共輸送系の抑制により利尿作用を示すのは、ループ利尿薬である。1:誤
チアジド系利尿薬は、遠位尿細管でNa^{+}-Cl^{-}共輸送系を抑制し、尿細管でのNa^{+}の再吸収を抑制することで利尿作用を示す。2:正
3:誤
カリウム保持性利尿薬は、遠位尿細管および集合管に存在するNa^{+}-K^{+}交換系を抑制し、尿細管でのNa^{+}の再吸収を抑制することで利尿作用を示す。4:誤
浸透圧利尿薬は、尿細管の管腔内の浸透圧を上昇させることで利尿作用を示す。5:誤
炭酸脱水酵素阻害薬は、近位尿細管において炭酸脱水酵素を阻害することにより、近位尿細管に存在するNa^{+}-H^{+}交換系を抑制し、尿細管でのNa^{+}の再吸収を抑制することで利尿作用を示す。
| 0 |
097035
|
ムコタンパク質のジスルフィド結合(-S-S-)を切断して低分子化し、喀痰の粘度を低下させるのはどれか。1つ選べ。
|
[
"アンブロキソール",
"ジヒドロコデイン",
"アセチルシステイン",
"ジモルホラミン",
"ノスカピン"
] | true |
[
"3"
] |
ムコタンパク質のジスルフィド結合(-S-S-)を切断して低分子化し、喀痰の粘度を低下させるのは、アセチルシステインである。1:誤
アンブロキソールはブロムヘキシンの活性代謝物であり、肺サーファクタント分泌亢進作用などにより、去痰作用を示す。2:誤
ジヒドロコデインは麻薬性鎮咳薬であり、延髄の咳中枢を抑制することで鎮咳作用を示す。3:正
4:誤
ジモルホラミンは延髄の呼吸中枢を直接刺激して、呼吸興奮作用を示す。5:誤
ノスカピンは非麻薬性鎮咳薬であり、延髄の咳中枢を抑制することで鎮咳作用を示す。
| 0 |
097036
|
ヒスタミンH_{2}受容体遮断作用を示すのはどれか。1つ選べ。
|
[
"メトクロプラミド",
"ファモチジン",
"モサプリド",
"スルピリド",
"プログルミド"
] | true |
[
"2"
] |
ヒスタミンH_{2}受容体遮断作用を示すのは、ファモチジンである。1:誤
メトクロプラミドは、ドパミンD_{2}受容体遮断作用を示す。2:正
3:誤
モサプリドは、セロトニン5-HT_{4}受容体刺激作用を示す。4:誤
スルピリドは、ドパミンD_{2}受容体遮断薬作用を示す。5:誤
プログルミドは、ガストリン受容体遮断作用を示す。
| 0 |
097037
|
甲状腺ホルモン産生阻害作用を示すのはどれか。1つ選べ。
|
[
"チアマゾール",
"オキシトシン",
"プロチレリン",
"クロミフェン",
"ソマトレリン"
] | true |
[
"1"
] |
甲状腺ホルモン産生阻害作用を示すのは、チアマゾールである。1:正
2:誤
オキシトシンは脳下垂体後葉ホルモンであり、律動的に子宮平滑筋を収縮させる。3:誤
プロチレリンは甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)製剤であり、下垂体前葉を刺激して甲状腺刺激ホルモン(TSH)及びプロラクチン分泌を促進する。4:誤
クロミフェンは抗エストロゲン薬であり、視床下部及び下垂体前葉のエストロゲン受容体を遮断し、性腺刺激ホルモン(Gn-RH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)の分泌を促進することで排卵を誘発する。5:誤
ソマトレリンは成長ホルモン放出促進ホルモン(GH-RH)製剤であり、成長ホルモン分泌促進作用を有する。
| 0 |
097038
|
ヒスタミンH_{1}受容体遮断作用を持たないケミカルメディエーター遊離抑制薬はどれか。1つ選べ。
|
[
"クロルフェニラミン",
"プロメタジン",
"クロモグリク酸",
"ジフェンヒドラミン",
"ケトチフェン"
] | true |
[
"3"
] |
クロモグリク酸は、ケミカルメディエーター遊離抑制薬であり、ケミカルメディエーターの遊離は抑制するが、ヒスタミンH_{1}受容体遮断作用は持たない。他の選択肢の薬物(クロルフェニラミン、プロメタジン、ジフェンヒドラミン、ケトチフェン)はヒスタミンH_{1}受容体遮断作用を持つ。
| 0 |
097039
|
セファゾリンの抗菌作用の機序はどれか。1つ選べ。
|
[
"RNA合成阻害",
"DNA複製阻害",
"タンパク質合成阻害",
"細胞膜合成阻害",
"細胞壁合成阻害"
] | true |
[
"5"
] |
セファゾリンはセフェム系抗生物質であり、細菌細胞壁を構成するペプチドグリカンの生合成に関与するトランスペプチダーゼと結合して、細菌細胞壁合成を阻害することで抗菌作用を示す。
| 0 |
097040
|
DNAトポイソメラーゼIを阻害して抗悪性腫瘍作用を示すのはどれか。1つ選べ。
|
[
"ネダプラチン",
"ブレオマイシン",
"メルカプトプリン",
"イリノテカン",
"マイトマイシンC"
] | true |
[
"4"
] |
DNAトポイソメラーゼIを阻害して抗悪性腫瘍作用を示すのは、イリノテカンである。1:誤
ネダプラチンは白金化合物であり、DNA二重鎖に架橋を形成することにより、DNA合成を阻害し、抗悪性腫瘍作用を示す。2:誤
ブレオマイシンは、細胞内で鉄(Fe^{2+})とキレートを形成し、酵素存在下でラジカルを発生させDNA鎖を切断することで、抗悪性腫瘍作用を示す。3:誤
メルカプトプリンは、生体内でチオイノシン酸に変換され、イノシン酸に拮抗することでプリンヌクレオチドの生合成を抑制し、抗悪性腫瘍作用を示す。4:正
5:誤
マイトマイシンCは、DNAに架橋形成、フリーラジカルによるDNA鎖の切断を介して、DNA合成を阻害し、抗悪性腫瘍作用を示す。
| 0 |
097041
|
経口投与された薬物が吸収される過程はどれか。1つ選べ。
|
[
"小腸\\rightarrow 全身循環系\\rightarrow 肝臓\\rightarrow 門脈",
"小腸\\rightarrow 門脈\\rightarrow 肝臓\\rightarrow 全身循環系",
"小腸\\rightarrow 肝臓\\rightarrow 門脈\\rightarrow 全身循環系",
"小腸\\rightarrow 全身循環系\\rightarrow 門脈\\rightarrow 肝臓",
"小腸\\rightarrow 門脈\\rightarrow 全身循環系\\rightarrow 肝臓",
"小腸\\rightarrow 肝臓\\rightarrow 全身循環系\\rightarrow 門脈"
] | true |
[
"2"
] |
薬物が吸収されるとは、薬物が投与部位から全身循環血に移行することである。経口投与された薬物は、小腸粘膜を透過し、門脈を通じて肝臓に移行し、その後全身循環系に到達する。
| 0 |
097042
|
薬物の生体膜透過機構のうち、トランスポーターを介するが、ATPの加水分解で産生されるエネルギーを必要としないのはどれか。1つ選べ。
|
[
"単純拡散",
"促進拡散",
"一次性能動輸送",
"二次性能動輸送",
"膜動輸送"
] | true |
[
"2"
] |
トランスポーターを介するが、ATPの加水分解で産生されるエネルギーを必要としないのは、促進拡散である。1:誤
単純拡散は、トランスポーターを介さない生体膜透過機構であり、ATPの加水分解で産生されるエネルギーを必要としない。2:正
3:誤
一次性能動輸送及び二次性能動輸送は、トランスポーターを介し、ATPの加水分解で産生されるエネルギーを必要とする生体膜透過機構である。一次性能動輸送では、直接ATPの加水分解で産生されるエネルギーを利用し、二次性能動輸送では、間接的にATPの加水分解で産生されるエネルギーを利用する。4:誤
解説3参照
5:誤
膜動輸送は、トランスポーターを介さないが、ATPの加水分解で産生されるエネルギーを必要とする生体膜透過機構である。
| 0 |
097043
|
薬物の血漿タンパク結合の測定に際し、非結合形薬物を分離する方法として、一般的なのはどれか。1つ選べ。
|
[
"溶媒抽出法",
"塩析法",
"再結晶法",
"逆浸透法",
"限外ろ過法"
] | true |
[
"5"
] |
薬物の血漿タンパク結合の測定に際し、非結合形薬物を分離する方法として、一般的なのは限外ろ過法である。限外ろ過法では、薬物などの低分子化合物を通すが、タンパク質などの高分子化合物を通さない小孔を持つ限外ろ過膜を用いて、遠心分離により、結合形薬物と非結合形薬物を分離することで、薬物の血漿タンパク結合を測定することが可能である。
| 0 |
097044
|
ヒトの肝臓において、薬物の酸化、還元、加水分解、抱合の全ての代謝反応が行われる細胞内小器官はどれか。1つ選べ。
|
[
"核",
"ゴルジ体",
"小胞体",
"ミトコンドリア",
"リソソーム"
] | true |
[
"3"
] |
ヒトの肝臓において、薬物の酸化、還元、加水分解、抱合の全ての代謝反応が行われる細胞内小器官は小胞体である。肝細胞の小胞体では、シトクロムP450による酸化反応、NADPH-シトクロムP450還元酵素による還元反応、エステラーゼによる加水分解反応、UDP-グルクロン酸転移酵素による抱合反応など全ての代謝反応が行われている。
| 0 |
097045
|
主として未変化体のまま体内から尿中に排泄されるのはどれか。1つ選べ。
|
[
"ゲンタマイシン",
"テオフィリン",
"ニフェジピン",
"フェニトイン",
"リドカイン"
] | true |
[
"1"
] |
選択肢のうち、主として未変化体のまま体内から尿中に排泄される薬物(腎消失型薬物)は、ゲンタマイシンである。なお、他の選択肢の薬物(テオフィリン、ニフェジピン、フェニトイン、リドカイン)は、主として肝の代謝により消失する薬物である。
| 0 |
097046
|
水酸化アルミニウムを含む制酸剤とともに経口投与すると、キレートを形成して吸収が低下するのはどれか。1つ選べ。
|
[
"オメプラゾール",
"ノルフロキサシン",
"フェノバルビタール",
"リボフラビン",
"ワルファリン"
] | true |
[
"2"
] |
ニューキノロン系薬物であるノルフロキサシンは、2価以上の金属イオン(Al^{3+}、Ca^{2+}、Mg^{2+}など)を含む薬剤と併用すると、キレートを形成し吸収が低下する。よって、水酸化アルミニウムを含む制酸剤とともに経口投与すると、キレートを形成して吸収が低下するのはノルフロキサシンである。
| 0 |
097047
|
薬物を除去する能力を表すパラメーターで、血流速度と同じ単位をもつのはどれか。1つ選べ。
|
[
"分布容積",
"消失半減期",
"消失速度定",
"血中濃度-時間曲線下面積",
"クリアランス"
] | true |
[
"5"
] |
薬物を除去する能力を表すパラメーターで、血流速度(単位: 容積/時間)と同じ単位をもつのは、クリアランス(単位: 容積/時間)である。
| 0 |
097048
|
Fickの第一法則に従う膜透過において、薬物の透過速度と反比例するのはどれか。1つ選べ。
|
[
"ドナー側(高濃度側)の薬物濃度",
"レシーバー側(低濃度側)の薬物濃度",
"薬物の拡散係数",
"膜の厚さ",
"薬物の膜への分配係数"
] | true |
[
"4"
] |
Fickの第一法則に従う薬物の透過速度と反比例するのは、膜の厚さである。なお、Fickの第一法則に従う薬物の透過速度と比例するのは、薬物の拡散係数、薬物の膜への分配係数、膜の表面積である。
| 0 |
097049
|
o/w型エマルションの性質として、正しいのはどれか。1つ選べ。
|
[
"水に滴下したとき、水表面で容易に広がる。",
"スダンIIIを少量添加すると全体が着色される。",
"w/o型エマルションよりも電気伝導度が小さい。",
"半透膜を透過する。",
"水を加えると粘度が増加する。"
] | true |
[
"1"
] |
エマルションとは内相及び外相が液体で構成されている乳剤であり、o/w型エマルションとは、内相が油、外相が水で構成されている乳剤のことである。1:正
o/w型エマルションは外相が水であるため、水になじみやすい。よって、o/w型エマルションに水に滴下したとき、水表面を容易に広がる。2:誤
スダンIIIは、脂溶性色素である。そのため、o/w型エマルションにスダンIIIを少量添加すると内相である油が着色される。3:誤
油に比べ、水の方が電気は流れやすい。そのため、o/w型エマルションは、w/o型エマルションよりも電気伝導性が大きい。4:誤
コロイド粒子及び祖粒子(コロイドより大きい粒子)は半透膜と透過することができない。エマルション中に存在する分散媒の粒子はコロイド粒子及び粗大粒子であるため、o/w型エマルションは半透膜を透過できない。5:誤
エマルションに内相を加えると粘度が上昇し、外相を加えると粘度は低下する。よって、o/w型エマルションに水を添加すると、粘度は低下する。
| 0 |
097050
|
沈降法によって粒子径を求めるときに用いる式はどれか。1つ選べ。
|
[
"コゼニーカーマン式",
"ラングミュアー式",
"BET式",
"ストークス式",
"ブラッグ式"
] | true |
[
"4"
] |
沈降法によって粒子径を求めるときに用いる式は、ストークス式である。1:誤
コゼニーカーマン式は、空気透過法で用いられる式である。コゼニーカーマン式によって、空気抵抗から粒子の比表面積を求めることができる。2:誤
ラングミュアー式及びBET式は、ガス吸着法で用いられる式である。ラングミュアー式及びBET式によって、単分子飽和吸着量を求めることができる。3:誤
解説2参照
4:正
5:誤
ブラッグの式は、X線回折法で用いられる式である。
| 0 |
097051
|
直接打錠用の結合剤はどれか。1つ選べ。
|
[
"結晶セルロール",
"ヒプロメロース",
"ショ糖",
"ポビドン",
"ヒプロメロースフタル酸エステル"
] | true |
[
"1"
] |
直接打錠用の結合剤として用いられるのは、結晶セルロースである。1:正
2:誤
ヒプロメロースは、フィルムコーティング剤皮や湿式顆粒圧縮法の結合剤として用いられる。3:誤
ショ糖は、糖衣コーティング剤皮や賦形剤として用いられる。4:誤
ポビドンは、湿式顆粒圧縮法の結合剤として用いられる。5:誤
ヒプロメロースフタル酸エステルは、腸溶性コーティング剤として用いられる。
| 0 |
097052
|
空気で吹き上げた原料粉体に結合剤溶液を噴霧して造粒する方法はどれか。1つ選べ。
|
[
"噴霧乾燥造粒法",
"撹拌造粒法",
"流動層造粒法",
"押出し造粒法",
"乾式造粒法"
] | true |
[
"3"
] |
空気で吹き上げた原料粉体に結合剤溶液を噴霧して造粒する方法は、流動層造粒法である。1:誤
噴霧乾燥造粒法は、熱風を送り込んだ装置内に医薬品溶液又は懸濁液とした原料をノズルより噴霧し、瞬時に溶媒を揮発させ、造粒する方法である。2:誤
撹拌造粒法は、撹拌羽根により、試料を撹拌しながら注液ロートより結合剤を加え、造粒する方法である。3:正
4:誤
押出し造粒法は、液状の結合剤を加えた練合物をスクリーンから押し出し、造粒する方法である。5:誤
乾式造粒法には、破砕造粒法がある。破砕造流法は、試料を圧縮ローラーでシート状に圧縮し、これを破砕機で粉砕することで造粒する方法である。
| 0 |
097053
|
点眼剤に適用される日本薬局方一般試験法はどれか。1つ選べ。
|
[
"アルコール数測定法",
"製剤均一性試験法",
"エンドトキシン試験",
"発熱性物質試験法",
"無菌試験法"
] | true |
[
"5"
] |
点眼剤に適用される日本薬局方一般試験法は、無菌試験法、点眼剤の不溶性異物検査法、点眼剤の不溶性微粒子試験法である。1:誤
アルコール数測定法は、アルコール数を測定する試験であり、チンキ剤又はその他のエタノールを含む製剤に適用される。2:誤
製剤均一性試験法は、個々の製剤間での有効成分含量の均一性の程度を示すための試験であり、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、用時溶解又は用時懸濁して用いる注射剤などに適用される。3:誤
エンドトキシン試験法は、エンドトキシンを検出又は定量する試験であり、静脈投与に用いる注射剤及び注射剤を製するのに用いる水性溶剤、透析用剤(血液透析溶剤、腹膜透析溶剤)などに適用される。4:誤
発熱性物質試験法は、発熱性物質の有無を調べる試験であり、静脈投与に用いる注射剤及び注射剤を製するのに用いる水性溶剤などに適用される。5:正
| 0 |
097054
|
薬物の経口徐放性製剤化の目的として、誤っているのはどれか。1つ選べ。
|
[
"薬効の持続",
"コンプライアンスの改善",
"副作用の軽",
"肝初回通過効果の回避",
"血中濃度の急激な上昇の回避"
] | true |
[
"4"
] |
徐放性製剤とは、製剤からの主薬の放出速度を穏やかにした製剤のことである。薬物を経口投与した場合、肝初回通過効果を必ず受けるため、経口投与製剤を徐放性にしても、肝初回通過効果を回避することはできない。
| 0 |
097055
|
脂質二分子膜から成る微粒子はどれか。1つ選べ。
|
[
"リピッドマイクロスフェア",
"リポソーム",
"高分子ミセ",
"デンドリマー",
"シクロデキストリン"
] | true |
[
"2"
] |
脂質二分子膜から成る微粒子は、リポソームである。リポソームは細胞膜や生体膜の構成成分であるリン脂質を利用して作った小胞体である。1:誤
リピッドマイクロスフェアは、大豆油をレシチンで乳化したo/w型エマルションである。2:正
3:誤
高分子ミセルは、界面活性剤の会合体(界面活性剤が複数、弱い分子間力によって集合した状態)である。4:誤
デントリマーは、中心部(コア)から規則的に分岐した樹状の高分子である。5:誤
シクロデキストリンは、D-グルコースが6〜8個環状に結合した包接化合物である。
| 0 |
097056
|
肝細胞がんの腫瘍マーカーとして、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
|
[
"AFP(\\alpha -fetoprotein)",
"CA 19-9(carbohydrate antigen 19-9)",
"PSA(prostate specific antigen)",
"CYFRA 21-1(cytokeratin 19 fragment)",
"SCC(squamous cell carcinoma related antigen)"
] | true |
[
"1"
] |
肝細胞がんの際に陽性を示す腫瘍マーカーとして、AFPやPIVKA-IIがある。1:正
2:誤
CA 19-9は、消化器系がん(膵臓がん、胆道がん、大腸がん)の腫瘍マーカーである。3:誤
PSAは、前立腺がんの腫瘍マーカーである。4:誤
CYFRA 21-1は、非小細胞肺がんの腫瘍マーカーである。5:誤
SCCは、子宮頸がんや食道がんなどの扁平上皮がんの際に陽性を示す腫瘍マーカーである。
| 0 |
097057
|
高LDLコレステロール血症に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
|
[
"食事直後に血清LDLコレステロール値が上昇する。",
"血清がクリーム状である。",
"LDL受容体機能不全が原因となる。",
"冠動脈疾患の危険因子とはならない。",
"甲状腺機能亢進症に合併する。"
] | true |
[
"3"
] |
高LDLコレステロール血症は、II型脂質異常症であり、LDL受容体異常・欠損などの要因によって発症する。1:誤
血清LDLコレステロール値は、食事の影響を受けにくいため、食事直後に血清LDLコレステロール値が上昇することはない。なお、食事直後に上昇するのは、血清トリグリセリド値である。2:誤
高LDLコレステロール血症では、血清は透明になる。なお、血清がクリーム状になるのは、高キロミクロン血症(トリグリセリド含有率が高い状態)である。3:正
4:誤
高LDLコレステロール血症が持続すると、血管内膜に侵入したLDLが酸化変性することで動脈硬化の原因となることがある。そのため、高LDLコレステロール血症は狭心症などの冠動脈疾患の危険因子となる。5:誤
甲状腺機能亢進症では、基礎代謝が亢進し、コレステロールの胆汁酸への異化が促進するため、低LDLコレステロール血症を誘発することがある。
| 0 |
097058
|
インフルエンザの薬物治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
|
[
"ザナミビル水和物は、B型の患者に有効である。",
"アスピリンは、小児の解熱薬として推奨される。",
"アマンタジン塩酸塩は、B型の患者に有効である。",
"ニューキノロン系抗菌薬が第一選択薬である。",
"オセルタミビルリン酸塩は、症状発現直後の使用では有効性がない。"
] | true |
[
"1"
] |
ザナミビル水和物は、ノイラミニダーゼ阻害薬であり、A型及びB型インフルエンザの治療及び予防に用いられる。1:正
2:誤
アスピリンをウイルス感染により発熱した小児(15歳未満)に使用した場合、ライ症候群を引き起こすとの報告例がある。そのため、アスピリンは15歳未満のインフルエンザ患者には原則投与しない。なお、インフルエンザにおける小児の解熱薬としては、アセトアミノフェンが推奨される。3:誤
アマンタジン塩酸塩のB型インフルエンザへの有効性は認められていない。なお、アマンタジンは、A型インフルエンザに有効である。4:誤
インフルエンザはウイルス感染症であるため、ニューキノロン系抗菌薬は無効である。5:誤
オセルタミビルリン酸塩は、症状発現後速やかに投与を開始することで有効性を示す(症状発現から48時間経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータが得られていない)。
| 0 |
097059
|
アルツハイマー病の病態として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
|
[
"急激に発症する。",
"安静時振戦が現れる。",
"まだら認知症を呈する。",
"幻視がみられる。",
"初期には短期記憶が障害される。"
] | true |
[
"5"
] |
1:誤
アルツハイマー病では、認知障害などの症状が緩徐に発症する。2:誤
アルツハイマー病では、安静時振戦が認められることはない。なお、安静時振戦はパーキンソン病で多くみられる症状である。3:誤
アルツハイマー病では、まだら認知症を呈することはない。なお、まだら認知症は、脳血管性認知症でみられる症状であり、脳の血流の状態の善し悪しによって、同じ事をしてもできる時と、できない時が繰り返し起きたりする。4:誤
アルツハイマー病では、幻視がみられることはない。なお、幻視がみられるのは、主にレビー小体型認知症である。5:正
アルツハイマー病は、初期には短期記憶の障害などの精神神経症状があらわれ、後期には無言や寝たきりなどの運動症状を呈する。
| 0 |
097060
|
次の抗うつ薬のうち、緑内障を合併している患者に使用できるのはどれか。1つ選べ。
|
[
"イミプラミン塩酸塩",
"アミトリプチリン塩酸塩",
"フルボキサミンマレイン酸塩",
"アモキサピン",
"マプロチリン塩酸塩"
] | true |
[
"3"
] |
選択肢の抗うつ薬のうち、緑内障を合併している患者に使用できるのは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)であるフルボキサミンマレイン酸塩である。なお、イミプラミン塩酸塩、アミトリプチリン塩酸塩、アモキサピンのような三環系抗うつ薬やマプロチリン塩酸塩のような四環系抗うつ薬は、抗コリン作用を有するため、(閉塞隅角)緑内障を合併している患者に使用することはできない(投与禁忌)。
| 0 |
097061
|
関節リウマチの治療薬はどれか。1つ選べ。
|
[
"セツキシマブ",
"インフリキシマブ",
"トラスツズマブ",
"ベバシズマブ",
"ゲフィチニブ"
] | true |
[
"2"
] |
選択肢のうち、関節リウマチの治療薬は、インフリキシマブである。インフルキシマブ以外に関節リウマチに用いられる分子標的薬として、エタネルセプト、アダリムマブ、ゴリムマブ、トシリズマブ、アバタセプトなどがある。1:誤
セツキシマブは、EGFR陽性の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がんに用いられる。2:正
3:誤
トラスツズマブは、HER2過剰発現が確認された乳がんや転移性乳がん、治癒切除不能な進行・再発の胃がんなどに用いられる。4:誤
ベバシズマブは、治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がんや手術不能又は再発乳癌に用いられる。5:誤
ゲフィチニブは、非小細胞肺がんに用いられる。
| 0 |
097062
|
統合失調症の陽性症状はどれか。1つ選べ。
|
[
"思考の貧困",
"自閉",
"妄想",
"意欲の低下",
"感情の平板化"
] | true |
[
"3"
] |
統合失調症の陽性症状では、本来ないものをあると思い込むなどの症状(幻覚や妄想など)がみられる。なお、統合失調症の陰性症状では、本来あるものが欠如している症状(思考の貧困、自閉、意欲低下、感情の平板化など)がみられる。
| 0 |
097063
|
糖尿病患者で心不全を併発した場合に禁忌となる医薬品はどれか。1つ選べ。
|
[
"グリメピリド",
"ナテグリニド",
"ボグリボース",
"ピオグリタゾン塩酸塩",
"アログリプチン安息香酸塩"
] | true |
[
"4"
] |
糖尿病患者で心不全を併発した場合に禁忌となる医薬品はピオグリタゾン塩酸塩である。ピオグリタゾン塩酸塩はインスリン抵抗性改善薬であり、動物試験において循環血漿量の増加に伴う代償性の変化と考えられる心重量の増加がみられており、また、臨床的にも心不全を憎悪あるいは発症したとの報告がある。
| 0 |
097064
|
糖尿病の三大合併症に該当するのはどれか。1つ選べ。
|
[
"結膜炎",
"角膜炎",
"黄斑変性症",
"網膜症",
"緑内障"
] | true |
[
"4"
] |
長時間高血糖状態が持続すると、ソルビトールの産生亢進などにより、細小血管障害が生じる。この細小血管障害により糖尿病の三大合併症である腎症、網膜症、末梢神経障害が認められる。
| 0 |
097065
|
癌化学療法において、制吐に用いられる医薬品として、適切なのはどれか。1つ選べ。
|
[
"ブロモクリプチンメシル酸塩",
"ランソプラゾール",
"ラニチジン塩酸",
"スクラルファート水和物",
"アプレピタント"
] | true |
[
"5"
] |
癌化学療法において、制吐に用いられる医薬品は、アプレピタントである。アプレピタントは、ニューロキニン1(NK_{1})受容体遮断薬であり、癌化学療法による嘔吐に対して、5-HT_{3}受容体遮断薬及デキサメタゾンと併用される。1:誤
ブロモクリプチンメシル酸塩は、パーキンソン病の治療に用いられる。2:誤
ランソプラゾールは、消化性潰瘍の治療に用いられる。3:誤
ラニチジン塩酸塩は、消化性潰瘍の治療に用いられる。4:誤
スクラルファート水和物は、消化性潰瘍の治療に用いられる。5:正
| 0 |
097066
|
医薬品の妊婦に対する投与の可否を検討する資料として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
|
[
"lndex Medicus",
"Drug lnteraction Facts",
"Drugs in Pregnancy and Lactation",
"Meyler's Side Effects of Drugs",
"Goodman&Gilman's The Pharmacological Basis of Therapeutics"
] | true |
[
"3"
] |
医薬品の妊婦に対する投与の可否を検討する際用いる資料は、Drugs in Pregnancy and Lactationである。1:誤
lndex Medicusは、米国国立医学図書館が作製・発行している医学・薬学・看護学・毒性に関する資料(二次資料)である。2:誤
Drug lnteraction Factsは、医薬品の相互作用をまとめた三次資料である。3:正
4:誤
Meyler's Side Effects of Drugsは、医薬品の副作用をまとめた三次資料である。5:誤
Goodman&Gilman's The Pharmacological Basis of Therapeuticsは、薬理学に関する情報をまとめた三次資料である。
| 0 |
097067
|
医薬品の安定性に関して最も詳細な情報が得られるのはどれか。1つ選べ。
|
[
"医療用医薬品添付文書",
"Drug Safety update",
"医療用医薬品製品情報概",
"医薬品・医療機器等安全性情報",
"医薬品インタビューフォーム"
] | true |
[
"5"
] |
医薬品の安定性に関して最も詳細な情報が得られるのは、医薬品インタビューフォームである。医薬品インタビューフォームは、添付文書の補完と医薬品の適正使用や評価のための裏付けとなる情報などが集約された総合的な医薬品の解説書である。1:誤
医療用医薬品添付文書は、医療用医薬品の警告、禁忌、効能・効果、用法・用量、相互作用、副作用などが記載されている。2:誤
Drug Safety update(DSU: 医薬品安全対策情報)は、医療用医薬品添付文書の「使用上の注意」の改訂内容についてまとめた資料である。3:誤
医療用医薬品製品情報概要は、医薬品の普及と適正使用の推奨を目的として、製薬企業が作製する資料である。4:誤
医薬品・医療機器等安全性情報は、医薬品・医療機器等安全性情報報告制度によって集約された情報のうち、重要な副作用について記載されている資料である。5:正
| 0 |
097068
|
問題志向型システム(POS)の説明として、適切なのはどれか。1つ選べ。
|
[
"処方設計支援システムの一部である。",
"EBMで問題点を定式化する際の手法の1つである。",
"服薬遵守のための方法論である。",
"患者の抱える医療上の問題に焦点をあてる問題解決法である。",
"臨床研究の計画を決定するために必要な手法である。"
] | true |
[
"4"
] |
問題志向型システム(POS: Problem Oriented System)とは、患者の医療上における問題点に焦点をあてて、最も良い方法で解決していくシステムのことである。
| 0 |
097069
|
遺伝子多型がワルファリンの薬効に最も影響する薬物代謝酵素はどれか。1つ選べ。
|
[
"CYP1A2",
"CYP2C9",
"CYP2C19",
"CYP2D6",
"CYP3A4"
] | true |
[
"2"
] |
CYPの分子種の中で、遺伝子多型が確認されているものとして、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6がある。ワルファリンの主な代謝酵素はCYP2C9であることから、遺伝子多型がワルファリンの薬効の最も影響する代謝酵素はCYP2C9である。
| 0 |
097070
|
加齢に伴い増大するのはどれか。1つ選べ。
|
[
"肺活量",
"体脂肪率",
"腎血漿流量",
"胃酸分泌量",
"血漿中アルブミン濃度"
] | true |
[
"2"
] |
加齢に伴い増大するのは、体脂肪率である。なお、肺活量、腎血漿流量、胃酸分泌量、血漿中アルブミン濃度は加齢に伴って低下する。
| 0 |
097071
|
薬剤師が倫理的に配慮すべき事項として、ふさわしくないのはどれか。1つ選べ。
|
[
"職務上知り得た患者の秘密を守る。",
"薬剤師職能間の相互協調に努める。",
"医薬品の安全性の確保に努める。",
"地域医療の向上のための施策に協力する。",
"社会全体の医薬品消費量の増加を促す。"
] | true |
[
"5"
] |
薬剤師が倫理的に配慮すべき事項は、日本病院薬剤師会が定めた「日本倫理規定」に制定されている。1:ふさわしい
薬剤師倫理規定第9条「秘密の保持」に、薬剤師は、職務上知り得た患者等の秘密を、正当な理由なく漏らさないと規定されている。2:ふさわしい
薬剤師倫理規定第8条「職能間の協調」に、薬剤師は、広範にわたる薬剤師職能間の相互協調に努めるとともに他の関係職能を持つ人々と協力して社会に貢献すると規定されている。3:ふさわしい
薬剤師倫理規定第6条「医薬品の安全性等の確保」に、薬剤師は、常に医薬品の品質、有効性及び安全性の確保に努める。また、医薬品が適正に使用されるよう、調剤及び医薬品の供給に当たり患者等に十分な説明を行うと規定されている。4:ふさわしい
薬剤師倫理規定第7条「地域医療への貢献」に、薬剤師は、地域医療向上のための施策について、常に率先してその推進に努めると規定されている。5:ふさわしくない
| 0 |
097072
|
薬剤師のみが資格要件を満たすのはどれか。1つ選べ。
|
[
"薬局の管理者",
"店舗販売業の店舗管理者",
"医薬部外品製造販売業の総括製造販売責任者",
"生物由来製品の製造管理者",
"麻薬管理者"
] | true |
[
"1"
] |
薬剤師のみが資格要件を満たすのは、薬局の管理者である。1:正
2:誤
店舗販売業の店舗管理者の資格要件は、薬剤師又は登録販売者である。3:誤
医薬部外品製造販売業の総括製造販売責任者の資格要件は、厚生労働省令で定める基準に該当する者(薬剤師、大学等で薬学又は化学に関する専門課程を修了した後、旧制中学又は高校等で薬学又は化学に関する専門課程を修了した後、医薬品又は医薬部外品の品質管理又は製造販売後安全管理に関する業務に3年以上従事した者等)である。4:誤
生物由来製品の製造管理者の資格要件は、厚生労働大臣の承認を受けた製造業者、又は厚生労働大臣の承認を受けた者である。5:誤
麻薬管理者の資格要件は、医師、歯科医師、獣医師又は薬剤師である。
| 0 |
097073
|
薬剤師免許の絶対的欠格事由に該当するのはどれか。1つ選べ。
|
[
"成年被後見人",
"視覚障害者",
"精神機能障害",
"麻薬中毒者",
"罰金以上の刑に処せられた者"
] | true |
[
"1"
] |
選択肢のうち、薬剤師免許の絶対的欠格事由に該当するのは、成年被後見人である。以下に、薬剤師免許の絶対的欠格事由及び相対的欠格事由についてまとめる。<薬剤師免許の絶対的欠格事由: 免許を与えない基準>
未成年者、成年被後見人、被保佐人
<薬剤師免許の相対的欠格事由: 免許を与えないことがある基準>
心身の障害により薬剤師の業務を適正に行うことができない者として厚生労働省令で定めるもの
麻薬、大麻又はあへんの中毒者
罰金以上の刑に処された者
薬事に関し犯罪又は不正の行為があった者
補足
2019年12月の薬剤師法改正により、成年被後見人又は被保佐人は、薬剤師免許の絶対的欠格事由ではなくなった
| 0 |
097074
|
医療法に基づく医療の基本理念に含まれていないのはどれか。1つ選べ。
|
[
"生命の尊重",
"個人の尊厳の保持",
"相互信頼",
"包括医療",
"安楽死"
] | true |
[
"5"
] |
医療法に基づく医療の基本理念に含まれていないのは、「安楽死」である。安楽死とは、助かる見込みがない病人を本人の希望に従って、苦痛のない方法で医師などが消極的あるいは積極的手段により死なせることである。
| 0 |
097075
|
医療法に規定される病院の病床の種別に該当しないのはどれか。1つ選べ。
|
[
"精神病床",
"感染症病床",
"救急病床",
"療養病床",
"一般病床"
] | true |
[
"3"
] |
医療法に規定される病院の病床の種別に該当しないのは、「救急病床」である。他の選択肢、「精神病床」「感染症病床」「療養病床」「一般病床」は以下のように医療法に規定されている。①精神病床
病院の病床のうち、精神疾患を有する者を入院させるためのもの
②感染症病床
病院の病床のうち、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に規定する一類感染症、二類感染症(結核を除く。)、新型インフルエンザ等感染症及び指定感染症の患者並びに新感染症の所見がある者を入院させるためのもの
③結核病床
病院の病床のうち、結核の患者を入院させるためのもの
④療養病床
病院又は診療所の病床のうち、①〜③に掲げる病床以外の病床であって、主として長期にわたり療養を必要とする患者を入院させるためのもの
⑤一般病床
病院又は診療所の病床のうち、①〜④に掲げる病床以外のもの
| 0 |
097076
|
サリドマイドによって引き起こされた薬害で問題となった有害事象はどれか。1つ選べ。
|
[
"アザラシ肢症",
"亜急性脊髄視神経症",
"劇症肝炎",
"無類粒球症",
"アナフィラキシーショック"
] | true |
[
"1"
] |
サリドマイドによって引き起された薬害で問題となった有害事象は、「アザラシ肢症」である。妊娠初期の妊婦が睡眠薬としてサリドマイドを服用することにより、手足の長骨の欠損や高度の発育不全により手足が著しく短縮した状態で生まれるアザラシ肢症が多発した。なお、「亜急性脊髄視神経症(スモン)」は整腸剤のキノホルムによって引き起された薬害である。
| 0 |
097077
|
地域保険はどれか。1つ選べ。
|
[
"組合管掌健康保険",
"国民健康保険",
"国家公務員共済組",
"船員保険",
"全国健康保険協会管掌健康保険"
] | true |
[
"2"
] |
地域保険に該当するのは、「国民健康保険」である。医療保険は、職域保険と地域保険に大別されており、その概要を以下に示す。<職域保険>
全国健康保険協会管掌健康保険、組合管掌健康保険、国家公務員共済組合、地域公務員共済組合、私学教職員共済組合、船員保険
<地域保険>
国民健康保険
| 0 |
097078
|
地域薬局の役割に該当しないのはどれか。1つ選べ。
|
[
"セルフメディケーションの支援",
"医薬品の販売",
"調剤",
"地域住民の健康診断",
"在宅医療への参画"
] | true |
[
"4"
] |
地域薬局の役割に該当しないのは、「地域住民の健康診断」である。地域住民の健康診断は、市町村保健センターや病院等で行われるものである。地域薬局の役割には、調剤、医薬品の販売、医薬品の適正使用の推進、休日・夜間医療活動、災害時の活動、薬物乱用防止の推進、在宅医療・居宅医療への参画、一般用医薬品の販売、健康相談によるセルフメディケーションの支援などがある。
| 0 |
097079
|
治験審査委員会に必須の構成員はどれか。1つ選べ。
|
[
"治験実施医療機関の長",
"治験責任医師",
"治験依頼者の代表",
"医学・薬学等の専門的知識を有する者以外の者",
"治験薬管理者"
] | true |
[
"4"
] |
選択肢のうち、治験審査委員会に必須の構成員は、「医学・薬学等の専門的知識を有する者以外の者」である。治験審査委員会の構成員には、「医学、歯学、薬学その他の医療又は臨床試験に関する専門的知識を有する者以外の者」以外に「実施医療機関と利害関係を有しない者」「治験審査委員会の設置者と利害関係を有しない者」を含む必要がある。なお、実施医療機関の長や治験責任医師、治験薬管理者などの治験チーム及び治験依頼者(関係者を含む)は、治験審査委員会の構成員にはなれない。
| 0 |
097080
|
インフォームド・コンセントの目的として、適切でないのはどれか。1つ選べ。
|
[
"医療過誤の責任を回避する。",
"提供する医療について患者の同意を得る。",
"提供される医療について患者が理解する。",
"患者の自己決定権を尊重する。",
"患者の知る権利を尊重する。"
] | true |
[
"1"
] |
インフォームド・コンセントとは、医療行為(投薬・手術・検査など)や治験などの対象者(患者や被験者)が、治験や臨床試験・治験内容についてよく説明を受け十分理解した上で、対象者が自らの自由意思に基づいて医療従事者との方針において同意することである。インフォームド・コンセントは、医療過誤の責任を回避するために行うものではない。
| 0 |
097081
|
文中の [::] に入る適切な語句はどれか。1つ選べ。世界保健機関(WHO)は、「ファーマシューティカルケアとは、薬剤師の活動の中心 に [:::]を据える行動哲学である。ファーマシューティカルケアは、患者の保健及び生活の質の向上のため、明確な治療効果を達成するとの目標をもって、薬物療法を施す際の、薬剤師の姿勢、行動、関与、倫理、機能、知識、責務ならびに技能に焦点を当てるものである」と定めている。
|
[
"国民医療の経済性",
"国際保健への貢献",
"無報酬での奉仕",
"薬剤師の権利",
"患者の利益"
] | true |
[
"5"
] |
世界保健機関(WHO)はファーマシューティカルケアを以下のように定義している。「ファーマシューティカルケアとは、薬剤師の活動の中心に [患者の利益] を据える行動哲学である。ファーマシューティカルケアは、患者の保健及び生活の質の向上のため、明確な治療効果を達成するとの目標をもって、薬物療法を施す際の、薬剤師の姿勢、行動、関与、倫理、機能、知識、責務ならびに技能に焦点を当てるものである」
| 0 |
097082
|
文中の [ ::: ] に入る適切な語句はどれか。1つ選べ。チーム医療とは「多種多様な医療スタッフが、[ :::] を前提に、目的と情報を共有し、業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に的確に対応した医療を提供すること」と一般的に理解されている。
|
[
"業務負担の軽減",
"医師への依存",
"人件費の削減",
"各々の高い専門性",
"医行為の規制緩和"
] | true |
[
"4"
] |
チーム医療とは、医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師、栄養士などの多種多様な医療スタッフが、各々の高い専門性を前提に、目的と情報を共有し、業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に的確に対応した医療を提供することである。
| 0 |
097083
|
腎機能が低下した患者へ投与する際、減量の必要性が少ないのはどれか。1つ選べ。
|
[
"アルベカシン硫酸塩",
"メロペネム水和物",
"レボフロキサシン水和物",
"セファゾリンナトリウム水和物",
"アジスロマイシン水和物"
] | true |
[
"5"
] |
アジスロマイシン水和物は主に胆汁中排泄、消化管分泌により消失するため、腎機能が低下している場合でも減量する必要はない。なお、アルベカシン硫酸塩、メロペネム水和物、レボフロキサシン水和物、セファゾリンナトリウム水和物は腎消失型薬物であるため、腎機能が低下した患者へ投与する際、減量する必要がある。
| 0 |
097084
|
保険薬局において、調剤を行う上で疑義照会が不要な場合はどれか。1つ選べ。
|
[
"賦形剤の使用が必要と考えられた。",
"医薬品の規格が特定できなかった。",
"併用禁忌の組合せを発見した。",
"医薬品名が略号で記載されていた。",
"用量の記載が抜けていた。"
] | true |
[
"1"
] |
保健薬局において、調剤を行う上で疑義照会が不要なのは、賦形剤の使用が必要と考えられた場合である。なお、保健薬局において、疑義照会せず、薬剤師の判断で行うことができることとして、調剤学上当然の措置があげられる。<調剤学上当然の措置>
・添加剤(賦形剤、保存剤、安定化剤、溶解補助剤、等張化剤など)を使用する
・組合せ剤の調製
| 0 |
097085
|
横紋筋融解症が現れやすくなるので、シンバスタチンとの併用が禁忌とされているのはどれか。1つ選べ。
|
[
"コレスチラミン",
"ハロペリドール",
"イトラコナゾール",
"プロプラノロール塩酸塩",
"葛根湯"
] | true |
[
"3"
] |
横紋筋融解症が現れやすくなるので、シンバスタチンとの併用が禁忌とされているのは、イトラコナゾールである。シンバスタチンとイトラコナゾールを併用すると、イトラコナゾールのCYP3A4阻害作用により、シンバスタチンの代謝が抑制される。それにより、シンバスタチンの血中濃度が上昇することで副作用である横紋筋融解症が現れやすくなるため、両者は併用禁忌である。
| 0 |
097086
|
文中の【 ::: 】に入る適切な語句はどれか。1つ選べ。患者から医薬品を使用後に重篤な副作用が現れたとの訴えがあった。添付文書に記載されていない症状であったため、【 ::: 】に基づき薬剤師から厚生労働大臣に状況を報告した。
|
[
"日本薬局方",
"再審査制度",
"医薬品の臨床試験の実施に関する基準(GCP)",
"医薬品・医療機器等安全性情報報告制度",
"プレアボイド報告"
] | true |
[
"4"
] |
医師、歯科医師、薬剤師その他医療関係者は、医薬品を使用した患者に重篤な副作用が現れた際に、必要があると認められる場合には、医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に基づき、その旨を厚生労働大臣に報告する。
| 0 |
097087
|
病院の薬剤部門を構成する各セクション(室)の中で、薬剤管理指導料の施設基準として、必要なのはどれか。1つ選べ。
|
[
"調剤室",
"製剤室",
"医薬品情報管理室",
"薬務室",
"試験室"
] | true |
[
"3"
] |
病院の薬剤部門を構成する各セクション(室)の中で、薬剤管理指導料の施設基準として、必要なのは医薬品情報管理室である。薬剤管理指導料を算定するためには、厚生労働大臣の定める施設基準に適合する必要がある。【薬剤管理指導に関する施設基準】
当該保険医療機関に常勤の薬剤師が、2人以上配置されているとともに、薬剤管理指導に必要な体制がとられていること
医薬品情報の収集及び伝達を行うための専用施設(医薬品情報管理室)を有し、常勤の薬剤師が1人以上配置されていること
医薬品情報管理室の薬剤師が、有効性、安全性等薬学的情報の管理及び医師等に対する情報提供を行っていること
当該保険医療機関の薬剤師は、入院中の患者ごとに薬剤管理指導記録を作成し、投薬又は注射に際して必要な薬学的管理指導を行い、必要事項を記入するとともに、当該記録に基づく適切な患者指導を行っていること:等
| 0 |
097088
|
病院において使用記録を20年間保存しなければならないのはどれか。1つ選べ。
|
[
"麻薬",
"腫瘍用薬",
"放射性医薬品",
"血液製剤類",
"ワクチン類"
] | true |
[
"4"
] |
病院において使用記録を20年間保存しなければならないのは、血液製剤類である。血液製剤類は、特定生物由来製品に指定されている。病院において特定生物由来製品を使用した場合は、その使用記録を特定生物由来製品管理簿に記入し、その使用した日から起算して少なくとも20年間保存しなければならない。
| 0 |
097089
|
医薬品の保存条件や使用期限に関して、誤っているのはどれか。1つ選べ。
|
[
"冷所は、特に規定がなければ1〜15^{\\circ} Cを示す。",
"常温は、15〜30^{\\circ} Cを示す。",
"室温は、1〜30^{\\circ} Cを示す。",
"使用期限は、適切な保存条件下で未開封での期限を示す。",
"医薬品の保存にふさわしい相対湿度は、45〜55%程度とされている。"
] | true |
[
"2"
] |
1:正しい
2:誤っている
常温とは、15〜25^{\circ} Cを示す。3:正しい
4:正しい
使用期限は、適切な条件下において未開封の状態で保存された医薬品の成分、性状、品質を保証した期間のことである。5:正しい
一般に、医薬品の保存にふさわしい相対湿度は、45〜55%程度が望ましいとされている。
| 0 |
097090
|
一般用医薬品の第1類医薬品の取扱いとして、誤っているのはどれか。1つ選べ。
|
[
"第2類医薬品と区別して陳列した。",
"医薬品を購入しようとする人の手が直接触れられない場所に陳列した。",
"医薬品を購入しようとする人からの相談に薬剤師が対応した。",
"医薬品を購入しようとする人に、その医薬品の情報を記載した書面を用いずに説明した。",
"現在使用している医療用医薬品との重複がないか確認した。"
] | true |
[
"4"
] |
1:正しい
一般用医薬品を陳列する場合には、区分(第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品)ごとに分け、陳列する必要がある。2:正しい
第1類医薬品は、事故防止の観点から購入者の直接手の触れられない場所に陳列する必要がある。3:正しい
第1類医薬品を購入しようとする人から相談があった場合は、薬剤師が対応する必要がある。4:誤っている
第1類医薬品を購入しようとする人に、その医薬品について説明する場合には、その医薬品の情報が記載された書面を用いて説明する必要がある。5:正しい
区分に関係なく、一般用医薬品を販売する際には、使用中の医療用医薬品と重複投与がないか確認する必要がある。
| 0 |
097091
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放射線及び放射能に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
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[
"娘核種の半減期が親核種の半減期よりも十分長い場合には、放射平衡を利用したミルキングにより娘核種を得ることができる。",
"軌道電子捕獲では、中性子が放出される。",
"NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメーターは、\\gamma 線のエネルギーを測定し、\\gamma 線放射核種の推定に利用される。",
"\\gamma 転移では、原子番号1が減少するが、質量数は変化しない。",
"\\gamma 線は、\\alpha 線及び\\beta 線に比べ透過性が高い。"
] | true |
[
"3",
"5"
] |
1:誤
ミルキングとは、放射平衡において親核種から娘核種を分離する操作のことであり、親核種の半減期が娘核種の半減期よりも十分長い場合に、ミルキングにより娘核種を得ることができる。2:誤
軌道電子捕獲(EC)とは、陽電子過剰核種が軌道電子を取り込んで、陽子1個を中性子1個に変換する壊変のことである。軌道電子捕獲に従って放出されるのは、中性微子(ニュートリノ)であり、中性子ではない。3:正
NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメーターは、\gamma 線により励起された原子が基底状態に戻る際に放出する蛍光のエネルギースペクトルを測定し、\gamma 線放出核種の推定に利用される。4:誤
\gamma 転移では、電磁波が放出され、その娘核種の原子番号及び質量数は共に変化しない。5:正
| 0 |
097092
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次の化学反応式に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、\Delta H^{0}はアンモニアの標準生成エンタルピーであり、(g)は気体状態を示す。
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[
"反応が平衡状態にあるとき、温度を低下させると反応は右方向に進行する。",
"反応が平衡状態にあるとき、圧力をかけると反応は左方向に進行する。",
"触媒の添加により、反応の生成エンタルピーを低下させることができる。",
"温度を変化させて、ファントホッフプロットを行うと、右上がりの直線性のプロットが得られる。"
] | false |
[
"1",
"4"
] |
1:正
アンモニアの標準生成エンタルピーが「-46.1 kJmol^{-1}」であることから、アンモニアの生成(右向きの反応)は発熱反応であるといえる。反応が平衡状態にあるとき、温度を低下させると発熱反応が進行する。これらのことから、反応が平衡状態にあるとき、温度を低下させると反応は右方向に進行する。2:誤
反応が平衡状態にあるとき、圧力をかけると気体分子が減少する方向に反応が進行する。このことから、反応が平衡状態にあるとき、圧力をかけると反応は右方向に進行する。*本反応では、水素分子と窒素分子の結合反応であり、反応が右側に進行すると気体分子は減少する。3:誤
触媒の添加により、活性化エネルギーを低下させることができるが、反応の生成エンタルピーを低下させることはできない。4:正
ファントホッフプロット(縦軸: 平衡定数の対数、横軸: 温度の逆数)の傾きは-\Delta H^{0}/Rであり、発熱反応では\Delta H^{0}が負の値を示すため、右上がりの直線性のプロットが得られる。
| 1 |
097093
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図は、3種類の電解質(NaOH,CH_{3}COOH,NaCl)溶液のモル伝導率(Λ)と濃度(c)の平方根との関係を示している。図中のa〜cと電解質の正しい組合せはどれか。1つ選べ。
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[
"IMAGES"
] | false |
[
"2"
] |
NaCl、NaOHは強電解質であり、強電解質を含む溶液のモル電気伝導率は濃度の平方根に対してほぼ直線的に減少する。CH_{3}COOHは弱電解質であり、弱電解質を含む溶液のモル電気伝導率は濃度の平方根に対して急激に減少する。上記のことから、cは、弱電解質(CH_{3}COOH)を含む溶液のモル電気伝導率であるといえる。NaOHとNaClを含む溶液のモル電気伝導率については、解離して生成する陽イオン(Na^{+})によるモル電気伝導率は同じであるが、解離して生成する陰イオン(OH^{-}、Cl^{-})によるモル電気伝導率は異なる。他の陰イオンよりも、OH^{-}によるモル電気伝導率の方が大きいため、NaClを含む溶液よりも、NaOHを含む溶液のモル電気伝導率の方が大きい。したがって、aは強電解質(NaOH)を含む溶液のモル電気伝導率Λであり、bは強電解質(NaCl)を含む溶液のモル電気伝導率Λであるといえる。
| 2 |
097094
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反応A\rightarrow Bは、反応物Aの濃度Cに関して2次反応である。この反応に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、反応物Aの初濃度をC_{0}、反応速度定数をk、半減期をt_{1/2}とする。
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[
"圧力、温度が一定ならば、C_{0}が変化してもkは一定である。",
"C_{0}が2倍になれば、反応速度は2倍になる。",
"C_{0}が2倍になれば、t_{1/2}は1/2になる。",
"濃度の逆数1/Cを反応時間に対してプロットすると、傾きが(ln2)/kの直線が得られる。"
] | true |
[
"1",
"3"
] |
1:正
反応次数に関わらず、圧力、温度が一定の条件下において、反応速度定数kはC_{0}の変化の影響を受けず一定である。2:誤
2次反応では、反応速度は濃度の2乗に比例する。そのため、C_{0}が2倍になれば、反応初速度は4倍になる。3:正
2次反応では、半減期t_{1/2}はC_{0}に反比例する。そのため、C_{0}が2倍になれば、半減期t_{1/2}は1/2倍になる。4:誤
2次反応において、濃度の逆数1/Cを反応時間に対してプロットすると、傾きが反応速度定数kの右上がりの直線が得られる。
| 0 |
097095
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日本薬局方フェニレフリン塩酸塩の定量法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。本品を乾燥し、その約0.1gを精密に量り、ヨウ素瓶に入れ、水40 mLに溶かし、0.05 mo1/L臭素液50 mLを正確に加える。更に塩酸5 mLを加えて直ちに密栓し、振り混ぜた後、15分間放置する。次にヨウ化カリウム試液10 mLを注意して加え、直ちに密栓してよく振り混ぜた後、5分間放置し、遊離したヨウ素を0.1 molチオ硫酸ナトリウム液で滴定する(指示薬: デンプン試液1 mL)。同様の方法で空試験を行う。
|
[
"本品1モルに対して、3モルの臭素が反応する。",
"臭素1モルに対して、3モルのヨウ化カリウムが反応する。",
"ヨウ素1モルに対して、1モルのチオ硫酸ナトリウムが反応する。",
"チオ硫酸ナトリウム液による滴定は、中和滴定である。",
"チオ硫酸ナトリウム液の滴定量は、空試験の方が多くなる。"
] | false |
[
"1",
"5"
] |
本問は、酸化還元滴定による日本薬局方フェニレフリン塩酸塩の定量法に関する問題である。1:正
フェニレフリン塩酸塩1モルに対して、3モルの臭素が反応する。2:誤
臭素1モルに対して、2モルのヨウ化カリウムが反応する。Br_{2}+2KI:\rightarrow I_{2}+2KBr
3:誤
ヨウ素1モルに対して、2モルのチオ硫酸ナトリウムが反応する。I_{2}+2Na_{2}S_{2}O_{3}\rightarrow 2NaI+Na_{2}S_{4}O_{6}
4:誤
チオ硫酸ナトリウム液による滴定は、酸化還元滴定である。5:正
空試験では、フェニレフリン塩酸塩が含まれておらず、臭素が多く存在する。その溶液にヨウ化カリウムを添加すると、多くのヨウ素が遊離されるため、本試験より空試験の方がチオ硫酸ナトリウム液の滴定量が多くなる。
| 1 |
097096
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医薬品分析法のバリデーションに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
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[
"「真度」とは、均質な検体から採取した複数の試料を繰り返し分析して得られる一連の測定値が、互いに一致する程度のことである。",
"「特異性」とは、試料中に共存すると考えられる物質の存在下で、分析対象物を正確に測定する能力のことである。",
"「検出限界」とは、試料中に含まれる分析対象物の定量が可能な最低の量又は濃度のことである。",
"「直線性」とは、分析対象物の量又は濃度に対して直線関係にある測定値を与える分析法の能力のことである。"
] | true |
[
"2",
"4"
] |
分析法バリデーションとは、医薬品の試験法に用いる分析法が、分析法を使用する意図に合致していること、すなわち、分析法の誤差が原因で生じる試験の誤りの確率が許容できる程度であることを科学的に立証することである。1:誤
「真度」とは、真の値からの偏りの程度のことであり、真の値と測定値の総平均との差で表される。なお、均質な検体から採取した複数の試料を繰り返し分析して得られる一連の測定値が、互いに一致する程度のことを「精度」という。2:正
「特異性」とは、試料中に共存すると考えられる物質(不純物、分解産物、配合成分など)の存在下で、分析対象物を正確に測定する能力のことで、分析法の識別能力を表す。3:誤
「検出限界」とは、試料に含まれる分析対象物の検出可能な最低の量又は濃度のことである。なお、試料中に含まれる分析対象物の定量が可能な最低の量又は濃度のことを「定量限界」という。4:正
| 0 |
097097
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クロマトグラフィーに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
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[
"ろ紙クロマトグラフィーは、ろ紙に含まれる水を固定相とする分配クロマトグラフィーである。",
"固定相としてオクタデシルシリル化したシリカゲルを用いる逆相分配クロマトグラフィーでは、極性の高い溶質が先に溶出する。",
"アミノ酸分析に用いられる陽イオン交換クロマトグラフィーでは、塩基性の強いアミノ酸から順に溶出される。",
"サイズ排除(ゲルろ過)クロマトグラフィーでは、分子量の小さな溶質から順に溶出される。"
] | true |
[
"1",
"2"
] |
1:正
ろ紙クロマトグラフィーは、一般にろ紙に吸着した水を固定相とする分配クロマトグラフィーである。なお、ろ紙クロマトグラフィーには、分配クロマトグラフィーの他に、ろ紙にアルミナやシリカゲルを混和させた吸着クロマトグラフィーや、イオン交換樹脂を用いたイオン交換クロマトグラフィーがある。2:正
オクタデシルシリル化シリカゲルは極性が低いため、固定相としてオクタデシルシリル化シリカゲルを用いる逆相分配クロマトグラフィーでは、極性の低い溶質が固定相に固定される。そのため、極性の高い溶質が先に溶出し、極性の低い溶質は後で溶出する。3:誤
陽イオンクロマトグラフィーでアミノ酸の分離を行う場合、試料溶液のpHを低くし、酸性アミノ酸、中性アミノ酸、塩基性アミノ酸を+に荷電させ、固定相に保持させる。その後、移動相のpHを徐々に上昇させると、等電点の低いアミノ酸(酸性アミノ酸)から順に溶出される。4:誤
サイズ排除(ゲルろ過)クロマトグラフィーでは、分子量の大きい溶質はゲルに保持されることなく溶出する。そのため、分子量の大きい溶質から先に溶出される。
| 0 |
097098
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低分子量の薬物分析を行う際の試料の前処理に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
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[
"水溶液中の目的物質を有機層に抽出するための有機溶媒として、ジエチルエーテルや1-ブタノールなどが用いられる。",
"水溶液中の目的物質がカルボン酸であれば、水溶液をアルカリ性にすると有機溶媒で抽出されやすくなる。",
"水溶液中のタンパク質を不溶化し除去するために添加する有機溶媒として、アセトニトリルやメタノールなどが用いられる。",
"水溶液中のタンパク質を不溶化し除去するために添加する酸として、塩酸、硝酸が適している。"
] | true |
[
"1",
"3"
] |
1:正
水溶液中から目的物質を有機層に抽出する溶媒抽出法では、水と混和しにくい有機溶媒(ジエチルエーテルや1-ブタノールなど)が用いられる。2:誤
溶媒抽出法により目的物質を抽出する場合、目的物質を分子形にすると抽出効率が高くなる。一般に、目的成分が酸性物質(カルボン酸など)の場合、水溶液のpHが低くすると、有機層に抽出されやすくなる。3:正
有機溶媒を用いて行う除タンパク法では、メタノールやアセトニトリルなどの水と混和しやすい有機溶媒が用いられる。4:誤
酸を用いて行う除タンパク法では、かさ高い酸(過塩素酸やトリクロロ酢酸など)が用いられる。なお、塩酸や硝酸では良好な除タンパク効果が得ることができない。
| 0 |
097099
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蛍光光度法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
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[
"蛍光は、分子が基底状態から励起状態に遷移する際に観測される。",
"光源として、通常、重水素ランプが用いられる。",
"蛍光スペクトルを測定すると、ラマン散乱光が観測されることがある。",
"蛍光量子収率は、蛍光強度をモル吸光係数で除した値である。",
"溶液中の蛍光物質の濃度が十分に希薄であれば、蛍光強度は蛍光物質の濃度に比例する。"
] | true |
[
"3",
"5"
] |
1:誤
蛍光は、分子中の電子が励起一重項状態から基底一重項状態に遷移する際に観測される。2:誤
蛍光光度測定法の光源には、通常、キセノンランプ、レーザー、アルカリハライドランプが用いられる。なお、重水素ランプは、紫外可視吸光度測定法の光源として用いられる。3:正
蛍光物質に励起光を照射すると、溶媒中の分子が強制振動し、励起光と同じ波長を有するレイリー散乱光と励起光と異なる波長を有するラマン散乱光が生じることがある。よって、蛍光スペクトルを測定する際、レイリー散乱光及びラマン散乱光が観測されることがある。4:誤
蛍光量子収率(\phi )は、放射された蛍光量子の数を吸収した励起光量子の数で除した値である。\phi =放射された蛍光量子の数/吸収した励起光量子の数
5:正
希薄溶液における蛍光強度(F)は、励起光の強さ(I_{0})、蛍光量子収率(\phi )、モル吸光係数(\epsilon )、蛍光物質の濃度(c)、セルの層長(l)に比例する。F=k・I_{0}・\phi ・\epsilon ・c・l::::k: 定数
| 0 |
097100
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脂質の二分子膜に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
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[
"両親媒性脂質の親水基どうしが向かい合わせとなった分子膜である。",
"温度が高くなると、脂質分子の回転・拡散の運動性が高まる。",
"不飽和脂肪酸鎖の二重結合が通常トランス型をとり、流動性を増大させる。",
"リポソームは、球状ミセル集合体である。",
"ゲル状態の二分子膜にコレステロールを加えると、膜の流動性が低下する。"
] | true |
[
"2"
] |
1:誤
脂質の二分子膜(脂質二重層)では、両親媒性脂質(リン脂質)の親水基は外側を向いており、疎水基どうしが内側で向かい合わせとなっている。2:正
脂質の二分子膜(脂質二重層)は、流動性を有しており、その流動性は温度により変化する。温度が高くなると、脂質分子の運動性が高まるため、脂質の二分子膜(脂質二重層)の流動性も高まる。3:誤
脂質の二分子膜(脂質二重層)に含まれる不飽和脂肪酸鎖の二重結合は、通常シス型をとり、流動性を高めている。4:誤
リポソームとは、脂質二重層からなる閉鎖小胞のことである。なお、球状ミセルとは、脂質分子の疎水基を内側に向けて集合したものである。5:誤
脂質の二分子膜(脂質二重層)がゲル状態にあるとき、コレステロールを加えると、脂質の二分子膜を構成する脂質の運動性が増加するため、膜の流動性が増加する。なお、脂質の二分子膜(脂質二重層)が液晶状態にあるとき、コレステロールを加えると、脂質の二分子膜を構成する脂質の運動性が低下するため、膜の流動性が低下する。
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